リウマチ科
リウマチとは
リウマチは、関節や骨、筋肉などの運動器に炎症を起こす病気の総称ですが、その中で代表的な疾患が関節リウマチです。30~50代の女性に多い関節リウマチは、自己免疫疾患の1つで、全身の様々な関節に炎症がおきて、痛みやはれ、こわばりの症状を引き起こします。病気が進行すると骨や軟骨が破壊されて関節に変形が起こり、関節を動かせる範囲が狭くなり、歩行不能や、物を持てなくなるなど機能障害をおこします。
以前ではリウマチになると、関節の変形が進んで寝たきりになってしまうことも多く、不治の病とも言われていましたが、ここ数年の生物学的製剤の発展により治療効果が飛躍的に向上して、10年前とは比べ物にならないほどに進化しています。
治療は抗リウマチ薬を基本とし、必要に応じて生物学的製剤を使い、完解を目指します。これらの薬は免疫という身体にとって大変重要な機能に影響する薬ですので、副作用には十分留意しながら治療を行います。
リウマチは、早期診断と治療により、骨や軟骨の破壊が始まる前に治療を開始し、進行を抑えることがとても重要です。
気になる症状がある場合は、お早めにご相談ください。
◆こんな症状の際はご相談ください
- 朝起きた際、手足の指関節がこわばる
- 両方の手足の関節が腫れる
- 熱っぽく、体がだるい、食欲が無い
- 貧血気味
など